私の職業はプログラマということになっている。まあ、自分の中では比較的得意なことで飯を食っていると言える。得意というよりは好きといった方が実情に合っているかもしれない。特に、一つの知識を得たら、じゃあそれを使ってこんなこともできるんじゃない?といった応用をすぐしてみたくなる好奇心は旺盛だと思う。昔、大学生の時、Perlのパの字どころか、プログラミング言語なんて簡単なHTMLくらいしか知らなかったのに、どこかで配布してもらった掲示板のCGIを加工して人気投票CGIを作り、自分のサイトを大いに盛り上げたこともあった。
ところで最近、妻の仕事が忙しくなってきたということで、私が夕食を作ることもでてきた。料理の経験なんてほとんどないが、いまのところなんとか食べるに耐えられるものを作ることができている。しかし料理もプログラミングと同じくらい、好奇心をくすぐるものだなと最近は思っている。まずレシピをネットで検索するのだが、その通りにするのではなく、家にあるあの材料で作ってもよさそうだな、とか、味付けはこうした方が自分の好みに合うかも、とか、ネット上のレシピを基本にしながらも、自分流にアレンジしてしまうというか。
そういうところに喜びを感じる性格なので、これまで経験はほとんどないとはいえ、自分と料理は結構相性がいいんじゃないかと、最近は思い始めている。妻の思う壺かもしれないが、喜んでくれるならそれでいいのだ。