無頓着な松のショートエッセイ

いろんなことに無頓着な著者が、なんとなく思ったことをエッセイ風に書き連ねる雑記ブログです。何か感じるところがあったりしたら嬉しいですが、気軽に読んでもらったらと思います。


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懐かしい繋がり

いきなり重い話になりますが、今夏父が亡くなりました。といっても、本記事ではその父のことなどを書くつもりはありません。

とある日の朝に母からの連絡で父の訃報を知り、飛行機に飛び乗って何とか葬式には出られまして、無事葬式、火葬、初七日法要を済ませて帰り(前日は通夜で、遺体は斎場に安置されていて、私は実家に帰らず直接斎場に行き、母と一緒に一晩詰めていたので、実家には帰れなかった)、一息ついていたら、徒歩1分ほどのところに住む従兄から連絡が。BBQやるから来ないかと。確かに、楽しい思いの一つもして、気分転換を図るのは悪くないと思い行ってきました。

歳も近く、子供のころから近所に住んでいるので、昔はいつも一緒に遊んでいました。なので思い出もたくさんあります。父の思い出話やその他の昔話、近所に住んでた誰々は今どうしてるといった話など、酒の力も手伝って非常にいろいろな話で盛り上がり、父を突然亡くした悲しみを優しい思い出に変えてもらっていってるような、穏やかな気分でした。

そんな話の中で笑ったのが、従兄にはすでに息子がいて(なんなら孫もいて)、その息子が言うには、家の納屋の壁に、従兄が書いた私の悪口の落書きを見つけたという話です。今となっては鉄板の笑い話ですが、子供のころは、喧嘩して忸怩たる思いだったんだろうなーと。私も学習机の引き出しに、やっぱり喧嘩した相手(従兄ではない。いや、従兄のもあったかも笑)の悪口を色鉛筆で書いたりした(証拠が残っていた笑)ことが記憶に残っています。

そんなことも含め、昔話を長々とできる相手というのは尊いものだと改めて思いました。また、生前は父と母の二人暮らしだったので、今回のいろいろな儀式や手続きには、その従兄一家にずいぶんお世話になりました。父の死によって、人生には終わりが来るということをリアルに見せつけられたことをきっかけに、SNSとかじゃない大切な繋がりとか、そういったものの有難みを改めて感じさせてもらいました。父が命を懸けて、教えてくれたことと言えるかもしれません。

ちなみにその従兄はたくさん田んぼを持っていて、毎年米を作っています。いつも新米を送ってもらっていて、そういう意味でも助けられています。