昨日の記事でも書いたんですが、昨日はバンドのスタジオ練習でした。まあ演奏についてはここでは特にいうことはないですが、練習してみんなでご飯を食べてる間に、スマホの充電がえらい減っていまして、全然使ってないのになんで?と多少腹も立ったんですが、そう言ってもしょうがない。これでバッテリーが完全に切れて、いざという時の家族との連絡さえつかなくなったら大変だと思い、メンバーと別れてから30分ほど、スマホの電源を切って電車に揺られて帰りました。
普段電車に乗っているときは、ずっとスマホでニュースを見ていたり、tumblrを見ていたり、電子書籍を読んでいたりするので、スマホなしで電車というのは不安がありました。不安がってもしょうがないことなんですけど。
それで、一刻も早く着くことを祈りながらぼーっと外を眺めていたんですが、これが案外気持ちよかったんです!特に何を考えるでもなく、せいぜい、向かいに立ってる人、こんな暑い日の夜に、スーツのジャケットまで着てネクタイまで締めて、なんの仕事か知らないけど大変だなあと思った程度。本当は演奏を振り返って、ここを再度練習しなきゃとか考えないといけないのかもしれませんが、とりあえずほとんど無心。それが良かったんでしょう、最寄駅に着いたときはなんか気持ちがスッキリして、足取りも軽く帰ったことでありました。
普段座禅とかで無心になるなんてことをやっていますが、無心でただいられたらこれだけスッキリするんだということを、座禅じゃなくて電車で学ぶことができました。だから、もちろん座禅は無心になるための有効なメソッドなんでしょうが、座る場所がなかったりしても、ただしばらくボーッとしているだけで、大分効くんです。それが今回よーく分かりました。
ただ、日常生活の中で、意図的にボーッとするというのも難しいっちゃあ難しい。やっぱりちょっと退屈を感じると、スマホだったりテレビだったり本だったりいろいろなものに気が行っちゃいますからね。なので、さっきも書きましたが、あえて座禅という方法を取るということもあるんでしょうね。
今回は電車の中では無心になれるということが分かったので、これから電車ではなるべくボーッとしてるようにしようかと思います。ただ、満員の通勤電車は猛烈なストレス源なので、ボーッとするよりはスマホなりに集中して自分の世界に逃げ込んだ方が得策だと思いますが。