今日は病院に行く日で、図書館で借りていた本を返す日でもあります。今回もエッセイを借りていたんですが、エッセイって、大きく二つに分けることができると気づきました。
一つは、自分のこと、自分視点のエッセイ。もう一つは、世間のこと、社会視点のエッセイです。自分視点のエッセイは、自分の周りにこんなことがあった、自分はこういうものが好き、嫌い、という、自分がどうした、というもの。社会視点のエッセイは、今世間はこうなっている、社会がこのように変わってきた、という、自分以外の(または、自分を含む)社会がどうした、というものです。
この二つに優劣はなくて、読者層というか、読む人の読む目的によってどちらがいいか決まる類のものだと思いますが、私は自分視点のエッセイが好きです。今の私にとって、読書は気楽な暇つぶしなので、気楽に読めて、あまり何かを考えさせられるということもなく、ただ面白かった、とかで済む、自分視点のエッセイの方がありがたいのです。
今回借りた本の中では、角田光代さんのエッセイがかなり自分視点寄りで楽しかったです。
翻って、私の書くエッセイはどっちでしょうね。ていうか、どっちって統一されてなくて、ある時は自分視点、ある時は社会視点という感じですかね。まあ記事がたくさんあれば、自ずとそうなるのでしょうね。そもそもお前の文章はエッセイと呼べるようなものじゃないだろうというような声も聞こえて来なくもないですが…