無頓着な松のショートエッセイ

いろんなことに無頓着な著者が、なんとなく思ったことをエッセイ風に書き連ねる雑記ブログです。何か感じるところがあったりしたら嬉しいですが、気軽に読んでもらったらと思います。


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読書メモをつけるようになった理由

大学生時代、物理科の学生だった私は3年ほど「研究室」というところに所属したわけですが、その研究室では、夏のイベントとして「夏の学校」という合宿がありました。まあレクレーションの側面も多分に含んで入るのですが、研究発表なんかもたくさんします。私のいた研究室では、学部生は卒論の内容、院生および教員は何か面白そうなトピックを発表していました。

ということで、学部生の時は、発表テーマは決められていましたが、院生になったらテーマを自分で選定しました。普通は、ちょっと自分の研究分野から離れたところを選定することが多く、自由に本や文献を漁ることになるのですが、私が目をつけたのは本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学』という本です。この本の存在をどうやって知ったかは忘れてしまいましたが、これをみた時に、絶対面白いと直感しました。

で、学内の図書館を検索して探してみたわけですが、その時は学内全体の図書館事情に精通しておらず(他学部の図書室なんてのも検索対象なので、非常にわかりにくかったりする)、存在はしているものの、学内のどこにあるのか見つけ出すことができないまま、発表当日が近くなってしまい、泣く泣くテーマを別のものに変えた、という苦い経験がありました。

しかしこの本はそれとは関係なくても一度は読んでみたく、折に触れ書店を見てみるものの見当たらず、さりとて注文するほどの執着もなく、Amazonなんかで手軽に手に入るようになる頃には、流石にその存在もすっかり忘れてしまっていました。またたまに思い出しても、お金を出してまで買おうという気も起こらず、過去の記憶としてずっと脳裏の奥底に沈んでいってしまっていました。

その後今の住処に住むようになり、近くに図書館がある環境が手に入り、手軽に読書ができるようになりました。先日また図書館に行き、ふと新書コーナーを見ると、あるのです。新書がズラーーーーーっと並んだ中で、一発で見つけました。なぜなら20年越しの運命の出会いだからです!今回は軽いエッセイでも読もうと思って訪れたのですが、速攻で借りました。迷う暇なんてありません。普段は優柔不断の私ですが、ここで迷うほどアホじゃありません。

しかしあくまで図書館で借りた本であり、自分のものではありません。期限内に返却しないといけません。他に借りた本もあるので、読むとしても1回こっきりになるでしょう。それだと何も頭に残らない、読んだ事実だけが残るだけになっちゃうんじゃないか、そういう危惧が生まれました。そこで、メモをとりながら読むことにしようと思った次第なのです。ガッツリ勉強じゃないので、メモ程度で。また、昨日の記事にも書いたNotionというノートアプリ?を活用しようということもあります(Notionは、TeX形式で数式も書けます)。

ということで、『ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学』に限らず、読書ライフを充実した物にすべく、楽しくメモをとっていこうと思います。

あと蛇足ですが、学生時代泣く泣くテーマ変更した発表は好評で、一等賞をもらったことを覚えています。嬉しかったなあ。