無頓着な松のショートエッセイ

いろんなことに無頓着な著者が、なんとなく思ったことをエッセイ風に書き連ねる雑記ブログです。何か感じるところがあったりしたら嬉しいですが、気軽に読んでもらったらと思います。


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動けないと脳にもキツい

最近はほぼ良くなって、運動なんかもできるようになりましたが、以前の記事に書いたとおり、一時期ぎっくり腰のせいで腰が痛くて、日常生活にも大きな支障が出ているような時がありました。幸い完全テレワークだったおかげで、仕事に穴を開けることはなかったんですが、それでも長く椅子に座っていられなかったですから、仕事の進捗はなかなか思うようにいかない状態でした。


そんな感じですから、仕事後や休日はもう寝たきりといっていい状態。なんとか寝室のベッドからリビングのソファーに移動してまた横になり、テレビを見ながら過ごすという日々でした。リビングからの方がトイレにも行きやすいし、色々対応しやすいもので。


そういう生活になって思ったんですが、お年寄りの人で、ずっと元気だった人が、何かのアクシデントやらで怪我をしたりして動けなくなると、急に認知症になってしまったり、鬱病みたいになってしまったり(これはお年寄りに限らないかな)するというのはこういうことなのかな、ということ。


私の場合はまだ仕事があったし、台所に立てないにしてもなんらかの食事の準備(コンビニに行くとか、出前を注文するとか)の必要があったりしたので、まだ脳の活動はある程度活発だったのですが、これが、例えば入院とかになって動けなくて本当に何もできることがなくなったりしたら、どうなってしまったのだろうと、今になってちょっと肝が冷えたりします。


今回の経験だけでも、ずっと横になっていたら、いろんなことが面倒(もちろん、実際に腰が痛くて立ち上がりたくないというのもあるのですが、それ以外にも気力的な問題で)になって、なんのやる気も起きなかったですし、あとは、どうでもいい、という思考ばかりになっていったこともありました。とにかく脳を動かすのが大変なんです。


このような状態に、加齢などの要因が加わったら、これで認知症になっていくのかな、というのを、直前までとは言わないまでも、途中までの過程を今回実体験できたような気がしました。私の親族にも事故で体を悪くしてから認知症になったケースがありますし、私の年齢でも若年性認知症なんてのがある世の中ですから、注意するに越したことはありません。


それと関連して思ったんですが、やはり定年後の暮らし方は何か考えておかないとやっぱり不安、ということです。結局何もやることがないと、結果的に今回のようにただ寝ているだけ、というのと同じ状態になるわけで、そうするとやっぱりよろしくない。心身ともに健康に過ごすには、なんかの趣味を持つとか、人との繋がりを持つ、というのは、意識的にやっておかんといかんと、なんとなくじゃなくて、身をもって知らされた気がしました。