先日、THE ALFEEの坂崎幸之助さんのラジオを聴いていたら、大滝詠一さんの話題になって、大滝さんはジュークボックスを自分で持っていて、好きな時に好きな曲を聴けるなんて話をしていて、どうやらそのジュークボックスの中からお気に入りの曲を集めてアルバムを作ったらしいですね。
もちろん自分のジュークボックスは持っていませんが、昔はよく自分の持っているCDから好きな曲を抜き出してテープにダビングして、自分だけのベストアルバムとか作っていたなーと思い出しました。当時は書き込みできるメディアがカセットテープしかありませんでしたから、必然的にテープということになるんですが、今はどうにでもできますよね。
しかしあの時に、あれも入れたいこれも入れたい、曲順はこうしてこの曲は絶対最後に、とか、いろいろ考える作業はとても楽しかったですね。それに、なるべく他の人が知らないようなアーティストや曲を入れて差別化したかったりとか。
しかし今は例えばiTunesなんかでそういうことは簡単にできてしまい、スマホなりを持っていたら、メディアに書き込む必要すらないわけで、随分便利になったなと感じます。やっぱり曲を入れ替えたいと思ってもすぐにできちゃいますからね。
でも、これだけ簡単にできるようになったら、逆に、あのいろいろ考えていた時の楽しみ、心のワクワクというの感じられなくなってるんだろうな、とも思います。昔の、子供時代に遊んでた鬼ごっことか隠れんぼとかで楽しく思えなくなったのと同じようなものでしょうか。でも、例えば好きな曲を集めてレビュー記事を投稿したりとか、今だからできるような楽しみもあることも事実。昔は良かったというのも確かだけど、ポジティブに今を楽しんでいきましょう。