知人で病院に勤めている人がいるのですが、転職した先の職場では、日勤が始まる前にみんなでラジオ体操をするのが決まりなんだそうです。まあそういう職場はそれほど珍しくないかもしれませんが、やっぱり面倒くさいもんだと思っていたんだそうです。
それでも決まりだからと渋々やっていたのですが、ある時一念発起して、どうせやるなら極めてやろうというか、動きとかすごいビシッとやるようにしたら、やっていくうちに肩こりとかがよくなったんだそうです。たかがラジオ体操、されどラジオ体操ですよね。確かに、無理のない程度の全身運動ですよね。
それを聞いた時に、やっぱりやるなら真剣にやるのがいいんだろうなとおもいました。その人の職場のラジオ体操は単なる儀式みたいなもんですから、適当にやっていても問題なかったわけですが、真剣にやることでメリットができた。
これは思わぬ形のメリットという結果になったわけですが、なんらかの成果を求めて何かをやろうとしたら、まずは真剣にやれということなのかなという示唆を感じました。でも、なかなかそれが難しいんですよねえ。甘えと言われるかもしれませんが、精神的に自分を追い込みすぎるところがあるので、あんまり頑張ると、却って悪い結果になることも往々にしてある。それで病んだりするのは避けたいところです。
ただ、この人の場合のラジオ体操といったように、決まった間だけというか、その場を真剣にやればいいという状況もあるもの。坐禅だって決まった時間だけど、気持ちの持ち方で変わってくるし、もっとわかりやすいところで言えば、ソフトボールのウォーミングアップを真剣にやるかどうかで、怪我のリスクも変わってくる。そういうところで、ちゃんとやれ、ということだと解釈しようと思います。
去年実際にいい加減に準備をして生まれて初めてソフトボールで肉離れをした苦い経験もあります。年齢も重ねてきて、体も壊れやすくなってきています、そこらへんはちゃんとしなきゃですね。
それに、まず何よりも、私も自宅でガチラジオ体操やってみようかな。肩凝りとかはあんまりないんですが、朝から体がスッキリしそうだし、朝からしっかり体を動かすと目も覚めるかもしれないですよね。