無頓着な松のショートエッセイ

いろんなことに無頓着な著者が、なんとなく思ったことをエッセイ風に書き連ねる雑記ブログです。何か感じるところがあったりしたら嬉しいですが、気軽に読んでもらったらと思います。


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注射がやけに痛いわけ

この前定期的に通っている病院に行き、いつもの診察をしてもらったのですが、その時に、そろそろ血液検査しましょうということになり、血を取ってもらうことになりました。しかし私の腕は、血管がとても分かりにくい。医師、看護師泣かせの腕なんです。なので、いつも血液検査の時や点滴の時は何度も針を刺されたり抜かれたりすることになります。注射がとても苦手ということはないのですが、やっぱり痛いことは痛いし、気持ちのいいものではありません。また、処置をしてくださる方に苦労をかけているという後ろめたさみたいなのもあります。

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この、血管が分かりにくいというのは、おそらくは自分が太っているからだと思っていたんです。きっと、血管と皮膚の間に大量の脂肪があって、そのせいで外から血管が見えないのだろうと。ということは、自分の不摂生のせいで、お医者さんや看護師さんに苦労をかけていたのだと。しかし、件の医師の先生は言いました。血管が深いですね、すごい筋肉が厚いんですね、何かスポーツやってたでしょ、って。
 
ああ、そうか、血管を隠していたのは筋肉だったのか。じゃあ、少なくとも血を取りにくいのは自分の不摂生のせいではなく、むしろ鍛えられすぎのせいなんだ。そう思うと、とっても気が楽になりました。まあ、ということは、仮にダイエットに成功しても血の取りにくさは解消されないということでもあるんですが、それでも、なんというか、デブのせいではないよ、むしろ筋肉質だよ、といってもらった気がして、本当に嬉しかったです(しかし、腹の贅肉はどうにかしないといけないのは認識していますが)。
 
そう考えると、テレビなんかで、力士は注射が苦手と、注射に苦悶する力士の姿が放送されたりしますが、筋肉も脂肪も人並み外れて分厚い力士は相当深く針を刺さなければならないわけで、そりゃあ痛いだろうなと、同情しちゃいますね。
 
しかし、そんな私の腕でも、ベテランのおばちゃん看護師さんの手にかかれば一発で終わるわけで、ベテランの熟練の技というか、長年の経験というのは本当にすごいものなんだなと感心させられることしきりです。よく若手がチャレンジして、結局ベテランに替わってもらうなんてことがありまして、最初っからベテランがやれよと思わないでもないのですが、若手もまずはチャレンジして失敗して、というのを繰り返さないと、ベテランの技は身につかないということなのでしょうね。ここらへん、医療現場に限らず、あらゆる仕事に通じるものがあるかもしれません。